30代で居酒屋(飲食店)から他業種への転職は遅くない

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30代で飲食店から他業種への転職は遅くない

飲食店で働いているけれど、転職を考えている人は少なくないと思います。
コロナウィルスの影響で、外食産業全体が危機的な状況にあります。
10代、20代であれば飲食店から他業種への転職はそんなに難しくないと思います。
しかし、30代以上の方の他業種への転職については不安になる人が多いはずです。
まだ間に合います!
30代での飲食店から他業種への転職は遅くありません。
早めに計画を立てて、動き出すべきです。
飲食店から他業種に転職する時に知っておいてほしい事をお伝えします。

<目次>

・飲食店業界のこれから
・30代で飲食店から転職する時の心構え
・やりたい事がない場合にどうするか

飲食店業界のこれから

結論から言って、飲食店ビジネスは今後さらに厳しくなります。
新型コロナウィルス感染症の影響で、倒産する会社も増えて行くと思います。
その空いたスペースを奪いにいける会社、お店は一握りです。
テレビや新聞、ネットなどの各種メディアでも飲食店のオーナーが悲鳴をあげている様子が報道されていると思います。
これからはより、飲食店ビジネスは二極化が進んでいくと思います。

<今後の飲食店>

・個人店で儲けている店↔️チェーン店が儲からない
・大企業のチェーン店の圧倒的な独占↔️個人店に入る隙がない
・宅配を前提とした事業構造
・接客のオートメーション化
などが進んでいくと思います。
今の世の中はチェーン店が儲かりにくい状況になっています。
理由は以下の通りです。
・チェーン店のような大企業は小回りが効かない
・1店舗あたりの利益が少ないうえに、多店舗出店できない
・SNSなどのマーケティングに弱い
大企業になるほど、本部、本体が大きくなって変化に対応するスピードが遅くなります。
何事も全体として決めて判断しなければならないからです。
一方、個人店は店主やオーナーが現場の判断ですぐに決定し対応できるため変化のスピードが早いです。
今の時代、変化のスピードに対応できない者は生き残れません。
さらに、チェーン店で1店舗あたりの利益率が少なくなると本部費を含めた際に利益が残らなくなってしまう場合があります。
その上、マーケットが縮小すると多店舗展開できなくなるので、数で稼ぐ事ができなくなります。
個人店であれば、オーナーの利益が残れば良いのでそこまで利益ななくてもお店は回っていきます。
さらにSNSを使ったマーケティングに弱いのも大企業です。
SNSは広告料金を払って宣伝しては費用対効果が低いです。
広告料金を払う事なく、自然にお客様がお客様を呼ぶような状況を作れるのがSNSの強みです。
大企業ではそれが難しいです。

大企業が圧倒的に強い場合

それは、マクドナルドやケンタッキーのように専門性が高くて高品質で安定している企業です。
これらの会社はさらに強くなっていくと思います。
宅配にも向いているし、省人化を行い接客などで減らせる人を減らして生産性を上げてくると思います。
実際に、中国などの都市のマクドナルドでは、注文は全てタッチパネルで行い、商品は専用のカウンターからでてくるという仕組みを行っている店もあります。
このように、飲食店は儲かる人、会社と儲からない人で大きく別れる事になります。

30代で飲食店から転職する時の心構え

では、このような飲食店業界で30代での転職の際にどうすればいいのかをお伝えします。
1、キャリアを捨てる覚悟を持つ
2、給与が減る覚悟を持つ
3、自分の強みを理解する

1、キャリアを捨てる覚悟を持つ

飲食店での30代のキャリアとなると、大半は店長か副店長クラスの人が多いと思います。
店長や副店長はキャリアとしては普通のレベルと言えます。
よほど大型の店舗における売り上げのあるお店ではない限り、店長クラスになるのでそんなに難しい事ではありません。
逆に、店長ではないのであれば飲食業界での将来はあまり明るいとは言えません。
そのような中で、他業種への転職となるとそれまでのキャリアを捨てる覚悟を持って転職をするべきだと思います。
特に店長クラスとなると、1店舗の組織の中ではトップに立っている訳です。
しかし、一般の企業や会社で働くとなれば店長経験者であっても一般社員と同じ扱いになります。
自分の意思で判断、決定できる仕事はなくなります。
それでは自分の最良で進められていた事も、上司の商人がないと進められなくなる事ばかりです。
店長のキャリアは他業種の転職にはそこまで強みとしては発揮されません。
なぜならば、業種にもよりますが必要なスキルと能力がわかりにくいからです。
飲食店の店長クラスのスキルと言えば店舗マネジメントやコミュニケーション能力になります。
または、店舗内での営業力です。
店舗での営業力と一般的なBtoBの営業力は必要とされるものが異なります。
対会社となれば扱うお金の規模も異なってくるし、担当者の上司にも納得してもらう必要があるからです。
そのようなビジネススキルはすぐに身に付けられる訳ではありません。
稀に才能があったりする人もいますが、急にできる訳ではありません。
自分がやってきた事や自分自身の強みには価値があると思います。
しかし、飲食店のキャリアという肩書きには価値がないと思っておきましょう。

2、給与が減る事を覚悟する

飲食店の店長クラスの給与はそんなに低くはないと思います。
少なくともチェーン店の店舗であれば平均か、平均より少し高いくらいだと思います。
そのような給与水準から、他の業種に転職するとなれば給与が下がってもおかしくありません。
ましてや、スキルや能力がない場合は給与は下がる場合が多いです。
しかし、最初は下がってしまったとしてもその後は自分次第です。
結果を残すために勉強や努力次第で給与は上がるチャンスはあります。
特にIT系だったり、外資系の会社は年功序列ではなく能力評価をしますので結果が全てと言っても過言ではありません。
まずは、給与が減ってしまっても問題ない生活をしましょう。
生活レベルを下げる場合もあるかもしれません。
飲食業界に務める人は散財しがちな人が多いです。
色々なお店を勉強のために訪れたり、仲間や後輩との飲み会も多くなりがちです。
そのような出費を見直して、給与が下がる事に準備をしましょう。

3、自分の強みを理解する

飲食店での勤務とは言え、仕事の中身は多岐にわたります。
調理、接客、教育、しつけ、清掃、販売促進といった営業の仕事はもちろん。
スケジュール管理、報告書の提出、PLの分析や数値管理からアルバイトの悩み相談までする場合もあります。
そのような中で得意な事と、苦手な事があるのが人間です。
頭のいい人やできる人は、苦手な部分を誰かに手伝ってもらったり、サポートしてもらいながら仕事をしているはずです。
接客やアルバイトスタッフとのコミュニケーションは得意だけど、調理が苦手でキッチンの業務ができない店長もいます。
逆に、接客が苦手でお客様の対応が得意ではなく、アルバイトさんとのコミュニケーションも下手だけど、キッチンが得意でパソコンが使える事で美味しくて、生産性の高い仕事ができて数値の分析ができる人もいます。
飲食店の店舗の中で、自分がどのような芳香が得意なのかは自分がよく知っているはずです。
その強みに合った仕事を探しましょう。
無理して頑張らなくても成果を出せるような仕事をするほうが人生はうまくいきます。

やりたい事がない場合にどうするか

やりたい事なんかすぐに見つかりません。
簡単に見つからないからみんな困っているのです。
しかし、困っているだけで行動しない人がほとんどです。
これは大きな矛盾だと思います。
やりたい事を見つけるためには、やった事のない事をやってみる必要があります。
同じ事をやっていてもやりたい事は見つかりません。
何でもいいので新しい事を始めてみてください。
スポーツでもいいし、趣味でもいいです。
動画編集でもいいし、プログラミングでもいいと思います。
しかし、何でもそうですが出来るようになるには時間がかかります。
皆、その出来るまでの時間が苦痛で続けられないのです。
それではいつまで立ってもやりたい事なんて見つけられません。
3ヶ月毎日続けられれば、それはやりたい事に繋がるかもしれません。
自分に甘えていないで、何でもいいので続けてみてください。
私の場合はまず、プログラミングの勉強を始めました。
会社での業務の効率を上げるためにエクセルの勉強をしていたし、エクセルのVBAというマクロを使えるようになる過程でプログラミングは比較的に面白いと思っていたからです。
次にブログを始めました。この記事もブログを始めてから2ヶ月ちょっとして書いている記事です。
基本的に毎日記事を書いています。
ブログのために2時間早く起きて、朝書いています。
その生活を2ヶ月以上続けているのです。

最後に

30代での転職は今の世の中では遅くはありません。
むしろ一般的というか普通になっています。
これが50代での転職となると話が変わってきます。
50代の転職は役割が明確で、超即戦力意外はありえないと思います。
30代、特に30代前半はまだまだチャンスはあります。
社会人としての経験値は20代よりも多いのですから、前向きに転職をするべきだと思います。
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