居酒屋(飲食店)から他業種への転職する時に知っておくべきこと

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飲食店から他業種への転職について知っておくべきこと

飲食店で働く人は世の中に多くいます。
その中でも正社員として勤務している方は以下のような理由で、飲食業界の会社やお店に就職したのだと思います。
飲食店で勤務する理由
・アルバイト経験が楽しかったから
・料理が好きだから
・お客様の接客やコミュニケーションが好きだから
・成長できるから

 

これらの理由はまったくその通りだと思います。
そのような理由で入社したものの、転職を考えている方もいると思います。
転職を考える際に、知っておくべき事をお伝えしたいと思います。

<目次>

筆者の自己紹介
飲食業界から他業種への転職について
飲食店舗の勤務中に身に付けておくべきスキル
勤務中にやっておくべき勉強

自己紹介

私自身は、マクドナルドでアルバイトを4年経験してから新卒で居酒屋業界の会社に就職しました。
新卒で就職してから8年間、居酒屋の店舗で営業職として勤務していました。
当時は業界としても勢いがあったので、会社も成長していたので私自身は1年で店長になりました。
その後、入社3年で数店舗を統括するエリアマネージャーになる事ができました。
しかし、30歳になった時に上顎洞癌という癌になりました。
手術による治療で治りましたが、飲食店舗での営業の仕事は難しくなったので本社勤務をする事になりました。
その後も再発と治療を繰り返してきました。
飲食店から本部スタッフ、その後の社内での配置転換を経験して感じた事を踏まえて他業界への転職についてお伝えしたいと思います。
私は勤務する会社は変わっていませんが、業務内容や仕事の仕方、仕事相手(お客さま)が変わりました。
そのような中で経験した事や感じた事、仲間の転職経験を見ていて感じた事をお伝えしたいと思います。

転職するべき理由

・飲食業の仕事がつまらない
・接客が向いてない
・店長になれない
・体力がなくなってきた
・仕事がハード過ぎてつらい
・休みが少ない
・上司や会社の体質が合わない
・業界の将来が不安
これら上記の理由に2つでも当てはまるのであれば辞めて転職する事をおすすめします。
飲食業界で働く中で、続けられる人は3つだけです。
・一生店長として店舗に立ち続けていたいという強い思いがある
・オーナー社長として飲食店経営する夢がある
・特に意思はない。仕事に慣れたし転職する気にはなれない
この3つに当てはまらないのに、だらだらと飲食店の店舗で働くのはやめたほうがいいです。
なぜならば、店舗の仕事だけでは身に付けられるスキルが少ないからです。
スキルが身につかなければ自身の成長に限界があり、チャンスはほとんど巡ってきません。
ただし、続けられる理由の3番目である「特に意思はなく、惰性で働いている場合」は危ないです。
このような人は成長意欲が少なくて、現状維持が得意だからです。
変化に弱く、切り捨てられてしまう可能性があります。

飲食業界から他業種への転職について

転職するべきタイミング

2020年の現在であれば、早めの転職をおすすめします。
コロナウィルスの影響で飲食店業界はかなり打撃を受けています。
大企業から中小企業、個人店にいたるまでのお店が今まで通りの営業ができずに倒産の危機にあります。
今後もこの流れは大きくは変わらないでしょう。
出前やテイクアウトにシフトしていけるような機転のきくお店意外は潰れます。
しかし、出前やテイクアウトで利益が出るビジネスモデルの業態でなければ潰れます。
居酒屋業界は特に厳しいのが現実です。
居酒屋はお酒による利益率が高く設定されているため、店内の売り上げが見込めなくなると利益率が低くなります。
業態転換をして、事業の構造を見直さないと生き残れないです。
ただし、転職をおすすめするのは転職するべき理由がある人に関しての話です。
飲食店の仕事が転職だと思えて、給料や仕事のスタイルにも満足しているのであれば転職する必要はありません。
コロナウィルスの影響を受けて、外食に行きたい人が我慢しているのも現実ですし、従業員もお客様がお店にきてくれる事の嬉しさや感謝を改めて感じているのも事実です。
しかし、「転職するべき理由」に対して2つ以上当てはまるような人は転職を考えるべきです。
今すぐに転職をするのは難しいのであれば、いつまでに転職するのか日付を入れましょう。

転職しやすい業界

1、食品関係

比較的に転職しやすいのは、食品関係の会社です。
飲食業に勤務していたのであれば、「食」に関してある程度の知識があると思います。
食べる事が好きであったり、美味しいものを探す事に貪欲であったりするのであれば向いていると思います。
ただし、専門的な知識も問われるので入社後に覚える事はたくさんあるし、勉強は必須です。
逆に、食に関しての知識が乏しいようであれば食品関連の会社に入れてもその後に苦労するとは思います。

2、介護職員

介護職は資格がなくても働く事ができます。
ただし、無資格の場合は従事できる内容に制限がかかることと、給与が資格がある人に比べて低くなってしまいます。
それでも、介護業界は人手不足が慢性化しており、高齢化とともに需要は増える一方なのでマーケットの今後は外食よりも明るいと思います。
働きかたがシフト制で、日勤と夜勤があったりするので自分の働きかたにあっていれば介護職もいいと思います。
接客が好きで、人と触れ合うことやコミュニケーションが好きな人は向いていると思います。

おすすめの業界

IT系(プログラミング)の会社がおすすめです。
今の世の中で一番業界として伸びているのがIT系の会社です。
プログラミングを必要とする会社は多く、エンジニアが不足しているのが現状です。
プログラミングを学ぶ人も増えており、各種プログラミングスクールも賑わっているようです。
とはいえ、飲食業界からIT系の会社やプログラマーになるには勉強が必要です。
スクールに通うなどして、自己投資をしなければ転職はできません。
ある程度の時間とお金が必要になります。
それでも、必死に勉強すればほとんどの人がプログラミングを身に着ける事ができると思います。
わたしの友人にも、飲食店で店長をやっていましたがプログラミングを勉強して覚えてIT系の会社に就職した人が何人かいます。
私自身も簡単なプログラムであれば作る事ができるし、エクセルのVBA(マクロ)を勉強して身に付けたので普段の業務に活用しています。
もう少し本気で勉強してプログラミングを身に付け、転職する事も視野に入れています。

給料について

飲食業界は店長クラス以上になればそこそこの給与がもらえていると思います。
年収でいうと400万〜500万ぐらいだと思います。
この金額は決して低くありません。
しかし、転職した場合には給与が下がる場合もある事を覚悟しておいてください。
スキルや知識があれば同じ位か、それ以上の金額の給与をもらえる会社に転職する事もできるかもしれません。
とはいえ、他業種に転職する場合はスキルも知識もないと言っても過言ではないので高い給与は必然的に望めません。
特に飲食業界で働いているという事だけでは市場価値は高くありません。
いわゆる、替えが効くというやつです。
逆に店長ではない場合であれば、転職して他業界に入ったほうが活躍できたり、同じ位の給与をもらえる場合もあると思います。
人には向き・不向きがあります。
苦手だったり向いていない仕事に時間をかけていても成長には限界があります。
転職をきっかけに自分の才能に気が付く人もいるのでチャンスだと思って、活動をしてみてください。

最後に

飲食業界からの転職は今後さらに加速していくと思います。
現代のような変化の早い時代において、安定した業界や仕事などありません。
ITの進化やインターネットの普及、AIの活用によって今後も社会やビジネスのニーズは変化していくのは目に見えています。
飲食業界は夢もあり、ロマンもある業界だと思います。
若い人が働きたくなるような業界にしたいとも思います。
しかし、40歳を過ぎて飲食業界で勤務するのはきつくなっていくのは現実です。
30歳を目処に自分の将来を立ち止まってよく考える事をおすすめします。
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