覚悟があれば何でもできる「覚悟の使い方」

私は癌になって再発と治療を繰り返して生きてきました。
その中で「覚悟」というマインドを何度も経験してきました。
だからこそ「覚悟」という言葉が好きです。

覚悟とは
①危険な状態や好ましくない結果を予想し、それに対応できるよう心構えをすること
②悟りを開くこと
③知ること
④覚えること
⑤観念すること
三省堂 大辞林 第三版 より
とあります。

私の中の「覚悟」という言葉の意味は①に近いかもしれません。
しかし、そんなに重い意味ではなく、軽く使っていい言葉、マインドだと思っています。
決してネガティブな意味合いではありません。
覚悟という感覚、マインドを使って人生を前にすすめられるような捉え方を紹介します。

１、挑戦する時に使う
２、新しい事を始めるときに使う
３、生きるている時に使う

これが一般的なイメージの「覚悟」が必要とされる時、使う時だと思います。
この時に使う覚悟のマインドは
「決める事」
です。
やると決める。たとえどうなっても自分はやり切ると決める。
どんな結果になってもベストを尽くしてやった事に後悔しないと決める。
どんな結果も受け止めると決めることです。

何かに挑戦する時に「失敗するかもしれない」、「ダメかもしれない」という不安がるのは当然です。
その挑戦の大きい、小さいは人によって違うと思います。
やると決めれば前に進むしかありません。

何かに挑戦する時に自信が無くても大丈夫です。
覚悟さえあればいいんです。
覚悟さえあれば、怖いけどやってみようと思えるはずです。
自信なんて必要ありません。
怖いけどやってみようと思たその時には無意識に自信があるはずです。

逆に言えば、覚悟がないなら・・・・
やめたほうがいいですね。

新しい事を始める事ができる人は「覚悟」ができている人が多いと思います。
この時に使う覚悟はそんなに堅苦しい使い方でなくてもいいんです。

例えばYouTubeを始めてみようとする人がいるとします。
その人の覚悟はこんな感じです。
「何でもいいから動画をUPしてみよう。
１人でも見てくれたら嬉しいな。
まぁうまく行かなかったら止めればいいや。
とりあえずやってみよう。」

どうでしょうか？
一見無責任というか、投げやりというか、軽いですよね。
これでいいんです。
少なくともダメだった時の事も考えているし、目標も持っています。（１人の視聴だけど）
このマインドが新しい事を始められる人です。

なかなか始められない人は、「見てくれなかったらどうしよう」とか、「何をUPすればいいのかを調べてからにしよう」とか
考えて行動を先延ばしにします。
正直、最初は誰もその人の動画に興味なんてないのに。

そんな事はやり始めて、視聴者が増えてから考えればいいんです。

ちなみに私はこのマインドでYouTubeを始めました。
簡単に動画はUPできるし、編集も難しくないし、喋る事の難しさや声の出し方とかも意識しなきゃならないしと
勉強になる事が多かったです。

「死ぬ勇気がある」
私はこの言葉は嘘だと思います。
死ぬよりも生きる事のほうが大変だからです。
他人の不幸、自分の不幸、怪我や病気、痛み、ストレス、お金の悩み、人間関係、子育て・・・
生きているだけで大変な事の連続です。
だからこそ私は毎日「生きる覚悟」を持っています。
今日どんな事があっても生きる。
癌になった私は、今日死ぬ事はないかもしれないけど半年後にどうなっているかはわからない。
一年後には病院のベットで苦しみながら生きているかもしれない。
それでも生きてやる。
そうゆう気持ちで「覚悟」を使っています。
そのせいか、大抵のことには驚いたり、不安になったりしません。
働いていれば、仕事や組織が変わることで驚いたり、不安になることも多いですが私にとって生き長らえるほうが怖いです。
ただ生きているのは辛いです。
でもそうなる覚悟を持つことで、何でもできると思っています。

死ぬのは怖いけど、死んだら楽になると私は思っています。
「永眠」という表現がありますが、まさにその通りだとお見ます。
永遠に眠っているような状態だと思っているからです。
どうせ最後には終わりがきます。
どうせ最後には楽になるのです。

私が毎日唱えている言葉があります
覚悟があれば何でもできる！！！
猪木じゃないけど、本当に私はそう思って生きています。

「よお覚悟はいいか？
来たその道を信じればいいさ」
「よお覚悟はいいか？
お前らしくやり切ればいいさ」
「よお覚悟はいいか？
持てる全てを出したらいいさ」
「よお覚悟はいいか？
お前がいいなら　それでいいさ」