菊芋（きくいも）を食べるメリットを癌サバイバーが伝えます

癌サバイバーのKANDAです。
私は上顎洞癌になって治療と再発を繰り返してきました。
その経験の中で癌の予防や健康管理における様々な食品を試しています。
今回はスーパーフードである「菊芋（いくいも）」を紹介したいと思います。

日本では菊芋はスーパーフードの中でもあまり世の中では知られていない食材だと思います。
非常にもったいない事ですので紹介する事で、普及がすすめばいいと思います。

菊芋とは
菊芋の効果
菊芋の食べ方
菊芋を摂取し続けての感想

名前からは芋の一種と思われがちですが、そうではありません。
菊芋は「ごぼう」と同じキク科ヒマワリ属の多年草で、根の部分を食べます。
原産は北アメリカでなので、外来種の原料です。

菊芋は「天然のインシュリン」と言われるぐらいに「イヌリン」という成分を豊富に含んでいます。
糖尿病患者にとって効果のある食材と言えます。

生鮮野菜としてはあまり普及していません。
近所のスーパーでは販売していないと思います。
ほとんどが健康食品や健康飲料向けに乾燥や粉末に加工されて流通しています。

糖質コントロール
整腸作用
デトックス
ダイエット
便秘対策

菊芋の主成分は「イヌリン」と呼ばれるものです。
約６０％がイヌリンで構成されています。
そして、菊芋のイヌリンの含有量は世界一と言われています。

イヌリンは胃腸を通過する時に、水分を吸収する事でドロドロになってゲル状と言われるゼリーのような状態になります。
この時に、余分な糖質やコレステロール、塩分などを包み込み、吸収を防いでくれます。
これによって、食後の血糖値の上昇を抑える事ができます。

糖分の吸収を抑える事によって、糖尿病やアルツハイマー、動脈硬化などの病気の原因である「糖化」を防ぐ事ができます。

イヌリンは人間の体では吸収する事ができません。
そのため、そのままの状態で大腸まで届けられます。
そして、腸まで運ばれると「フラクトオリゴ糖」に分解されて、ビフィズス菌など、善玉菌のえさになる事で増殖をサポートします。
結果として、腸内活動を活性化させる事で、整腸作用につながります。

イヌリンは胃腸を通過する時にゲル状になると説明しました。
その時に体内の有害物質や毒素を吸着して排出してくれます。

菊芋はデンプンをあまり含まないため芋でありながらカロリーが低く、ジャガイモの半分以下のカロリーしかありません。
イヌリンの作用によって余分な糖分の吸収を抑える事によって、中性脂肪の働きを抑える事ができます。
また、痩せるホルモンと言われる「LGP-1」の分泌を促す事ができるので、体に負担をかけずにダイエットをする事ができます。
とてもダイエットにも向いている食品と言えます。

イヌリンは水溶性食物繊維のため、水に溶ける性質を持っています。
これによって便を軟らかくして便を出しやすくしてくれます。
しかし、もちろん食べ過ぎ、取り過ぎればお腹が緩くなって軟便の原因になります。

水溶性食物繊維と不水溶性食物繊維をバランスよく摂取する必要があります。
体にいいからと言って、取りすぎるとお腹を壊す原因になるので注意しましょう。

菊芋はデンプン質が少ないため芋のような味ではなく、ゴボウに近いです。
見た目は生姜ようにゴツゴツした形をしています。
菊芋は生でも食べる事ができます。
生で食べるとサクサクっとしたレンコンのような歯ごたえと、ゴボウのような風味とほんのりとした甘みがあります。
加熱調理するほうが甘みが増し、ホクホクとした食感になるのでおいしくなると思います。

ダイエットや整腸効果などのメリットを得るためには毎日継続して摂取する事が大切です。
しかし、毎日菊芋の料理を食べる事はかなり難しいです。
料理のレパートリーも少ないので飽きますし、値段も高いので続けにくいです。

そこでおすすめなのが、「菊芋パウダー」です。
菊芋パウダーはフリーズドライ加工にて微粉末にした状態のものですので、液体に馴染みやすいです。
イヌリンの効果的な摂取方法は食前や食事と一緒に行う事が良いとされています。
粉末にする事で、コーヒーやお味噌汁やヨーグルト、カレーに混ぜたりして摂取する事ができます。
味気への影響がほとんどないので、とても使いやすく毎日摂取しやすくなります。

イヌリンの1日の摂取推奨量の目安は5～10gとされています。
人によっては摂取し始めた時はお腹が緩くなったりする場合があるので、最初は少量から摂取するほうがいいと思います。

私は毎朝ヨーグルトに混ぜて食べています。
特に味気も変わらないですし、食感への影響も少ないので気にいっています。

イヌリンの作用によって、便通がよくなりました。
菊芋パウダーを取る前からヨーグルトを食べ続けて、乳酸菌によって整腸活動をしてきていたので便通は良かったほうです。
しかし、便の硬さは日によって違い硬い時も多かったのですが菊芋の効果で便の硬さがちょうどいい感じになりました。

菊芋は数あるスーパーフードの中でも、粉末にしたパウダー状にする事ができる食品で摂取しやすいので継続しやすいと思います。
いくら体に良いものでも継続しなければ意味がありません。
菊芋パウダーはネットで購入できるし、１日あたりの価格は生食や原体で購入するよりも安く、日持ちするのでおすすめです。
少量での販売をしているネット店舗もあるので、まずは試しに購入してみてください。