肉より魚を食べよう「健康管理、筋トレする人には特に重要」

肉より魚を食べよう「健康管理、筋トレする人には特に重要」

癌サバイバーのKANDAです。
上顎洞癌という癌になって、治療と再発を繰り返してきました。
そのような中で、食べ物には人一倍気を使ってきました。
癌の予防にだけではなく、健康管理、筋肉をつけるという意味でも魚を食べる事の重要性をお伝えしようと思います。

<目次>

魚のメリット
魚の種類による特徴
現代人の魚離れ

魚のメリット

不飽和脂肪酸が多い

特に青魚と言われる、アジ、サバ、イワシ、サンマなど背の青い魚は不飽和脂肪酸が多く含まれています。
不飽和脂肪酸はDHA、EPAと呼ばれています。不飽和脂肪酸の効果として血液中のコレステロールや中性脂肪を減少させ、血液の循環をよくする効果があり、動脈硬化・心臓病・がんの予防につながると言われています。
不飽和脂肪酸は人間の体内では作る事ができず、食べ物から摂取するしかありません。
オリーブオイルなどにも含まれています。
不飽和脂肪酸の逆が、「飽和脂肪酸」です。
これはバター肉の脂身などの動物性脂肪に多く含まれています。
不飽和脂肪酸は人間の体内で合成することができる脂肪酸でです。
飽和脂肪酸の取り過ぎは血液中のコレステロールや中性脂肪を増やします。
すると血液の流れが悪くなり、細胞に運ばれる栄養素や酸素が充分に行き渡らなくなります。
結果として、動脈硬化や心疾患などの危険性を増大させる原因になってしまいます。

痩せやすい体になる

魚に含まれる不飽和脂肪酸のDHA・EPAは脂肪燃焼細胞とも言われています。
文字通り、脂肪を燃焼させやすい油です。この効果によって痩せやすい身体を作り上げると注目されています。
魚の脂は摂取したカロリーを燃焼させ肥満を防止します。

タンパク質が豊富

肉や大豆と同じ位のタンパク質を含んでいます。
たんぱく質の栄養価は、含まれるアミノ酸の種類と量によって決まります。
その中でも9種類(イソロイシン、ロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジン)は必須アミノ酸と呼ばれています。
これらは人体でほとんど合成できず人体にとって必要不可欠なので、必須アミノ酸と呼ばれています。
魚のタンパク質はこれらの必須アミノ酸をバランスよく豊富に含んでおり良質なタンパク質と言えます。
しかも、魚のタンパク質は肉類と比べてすじが少ないため消化しやすく、吸収されやすいという特徴を持っています。

カルシウムが豊富

いわしの丸干し、わかさぎ、ししゃもなどは、1食分で200~300mgのカルシウムを含んでいます。
牛乳に含まれるカルシウムはコップ1杯(200ml中)に227㎎と言われています。
牛乳と同じ位のカルシウムが含まれている事になります。

魚の種類による特徴

白身魚

白身魚としてイメージするのが鮭・鱈・鯛です。
沿岸魚や深海魚と呼ばれる種類の魚で、一つの海域にとどまっているのが特徴の魚です。
速筋といわれる白っぽい筋肉を多く持っています。
脂肪が少なく、高タンパク質で、コラーゲンを豊富に含んでいて消化がいいです。
生の刺身の状態はコリコリとした歯ごたえを楽しめます。
火を通すと身がふっくらとしています。

赤身魚

赤身魚で一般的な魚は、鯵(アジ)・鯖(サバ)・鮪(マグロ)などです。
回遊魚と呼ばれ、持久力の高い筋肉を多く持っています。
ヘモグロビンやミオグロビンといわれる血色素が含まれるので身の色が赤身を持っています。
高タンパク、高脂肪でうま味が強いのが特徴です。
DHAやEPAといわれる多価不飽和脂肪酸を多く含む良質な脂です。
また血合いに鉄分を多く含んでいます。

現代人の魚離れ

日本人の魚介類の消費量は減っています。
特に若い層ほど摂取量が少なく、40代以下の世代の摂取量は50代以上の世代と比べて大幅に減っています。
最近は50~60代の摂取量も減少傾向にあります。
日本人は昔から魚を食べる文化にありました。
魚から多くの栄養を得て生活してきたし、体が魚の食生活に慣れていると言えます。
欧米の文化である肉食が日本に定着した事が魚離れの原因でしょう。
また、魚は骨が苦手だったり、調理の面倒も敬遠される原因になっていると思います。
今の世の中、加工品の魚も多く手に入れる事ができます。
しかも味も美味しいものが多く、セブンイレブンなどのコンビニでも美味しい商品が多く販売されています。
1週間に2回、3回は魚の料理を食べるようにして積極的に摂取する事をおすすめします。
胃や体への負担も少なく、体に優しい食材なので継続して食べていただきたいと思います。
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