癌の治療後にやるべき生活「癌サバイバーの経験談」

癌サバイバーのKANDAです。
上顎洞癌になって、治療と再発を４回繰り返してきました。
３０歳で癌になってから癌の予防や快適に生きるために色々と模索をしてきました。
そんな私の経験から癌の治療後に行ってほしい事について紹介したいと思います。

１、免疫力を高める
２、やった事ない事にチャレンジする
３、ミニマリスト的な思考をもつ
４、情報を発信する
５、終活をする

癌になったら治療後にも再発の危険性、可能性があります。
癌の原因が特定されていれば再発予防もやりやすいですが、生活習慣における場合もあります。
少なくとも、今までの生活スタイル、行動に原因があある事は確かです。
全てを変える位のつもりで生活を見直しましょう。

免疫力を高める事が癌の予防にとっていちばん重要なことです。
場合によっては仕事を変えた方が良いかもしれません。
仕事のストレスや勤務体系、勤務時間があなたとの相性がよくなかったと言えます。
私自身、癌の治療後に会社は変えていませんが、仕事の内容、部署は変わりました。
変えざるを得ませんでした。
働き方も含めて、ストレスの出来るだけ少ない仕事を選んだほうが良いです。

免疫力を高める方法については別の記事でも紹介しているので合わせてご覧ください。

癌になって、自分の命、時間と向き合うきっかけとなる人も多いと思います。
人間に与えられた時間は短いです。
癌はそのような事に気づかせてくれます。

今までやった事のない事に率先してチャレンジしてみましょう。
「いつか」「今度」「そのうち」などという言葉を使うのはやめましょう。
そんな日は永遠にやってきません。
日付を入れる癖をつけてください。

そして、何事もやってみて判断するようにしてください。
新しい自分が見つかるかもしれません。
新しい仲間、友人が見つかるかもしれません。

私は癌の治療後に色々な事を始めました。
サーフィン、ヨガ、英語学習、犬を飼う、色々なところに旅行に行く、料理をする、水泳などなど
短い人生です。
体が動くうちに、元気なうちに新しい事にチャレンジしましょう！

ミニマリスト的な思考とは、「時間」を有効に使う生活をするために無駄な物を少なくして人生の生産性を高める事だとわたしは考えています。
時間＝命
だと私は考えています。
無駄な時間を費やす事は命を削っているようなものです。
必要のないものを手放して、考える時間、選択の時間を減らす事で自分の好きな時間、やりたい事をやる時間にあてる事ができます。

一般的なミニマリストのように、極限まで物を手放す必要はありません。
しかし、物が多い生活をしている人は多いです。
一回、自分が持っている服、小物、本、道具を見直してみてください。
この１年で使っていないものはあなたにとって必要ないものです。
感謝した上で、手放しましょう。
死んでも大事なものは持っていけませんから。

インターネットが普及し、SNSが我々の生活に根強く浸透してきました。
誰でも情報を発信できる時代です。

癌になったらあなたの経験や情報を発信しましょう。
私がブログを始めた理由もこれです。
私が経験した上顎洞癌というものを出来るだけ多くの人に知ってほしいと思ったから、同じように上顎洞癌になった人の役にたちたかったからです。

YouTubeで動画で伝えるのでもいいと思います。
フェイスブックで日記を書くのもいいと思います。
何でもいいので、あなたの体験、考え方、知識を発信しましょう。
そしてそれは、あなたが死んでも残ります。
人生をインターネット上に記録しましょう。

終活は高齢者だけがするものではありません。
本気の終活をしなくてもいいので、いつ死んでも大丈夫なように準備をしておきましょう。
お金、財産、物、死んだあとで大変な思いをするのは家族です。
元気なうちに今後の人生について、考えておきましょう。

私は半年先に生きている保証がないので長期的な人生設計ができません。
できるかもしれないけど、あえてしないようにしています。
それよりも、目の前の今を生きる事に集中しています。

家族がいる人は家族が困らないように、情報を共有し無駄なものを手放しましょう。

癌になって失うものは多いかもしれません。
私自身は失うものが多かったです。
左目の視力、嗅覚、やっていた仕事、長い寿命、お酒を飲む楽しさ、夜遊びなどなど

しかし、一方で得た物もあります。
犬との生活、趣味への時間、健康的な生活スタイル、学ぶ時間、サーフィンとその仲間たち
癌になった事によって新しい世界、価値観、時間の使い方を学ぶ事ができました。
ネガティブな事を考えがちですが、与えられた時間を最大限に使えるようにしてほしいと思います。