強いマインドの持ち方「癌とだって生きれる」

強いマインドの持ち方「がんと生きて得た方法」

人生を快適に、楽しく生きるためには強いマインドが大切です。
強いマインドを得るためには「心構え」、「習慣」、「訓練」が重要になります。
生きている中で誰しも困難や苦手な状況、環境の変化と対面します。
強いマインドを持ってそのような状況に対応できるようになると、人生を快適に過ごせるようになるはずです。
私は上顎洞癌を患い再発と治療を4回繰り返す中で、自分なりに強いマインドを得る事ができたと感じています。
そんな私自身の経験をもとにした強いマインドの作り方を紹介したいと思います。
癌や重い病気になった人だけではなく、ビジネスや日常生活にも役に立つと思います。

強いマインドの持ち方

1、心構え
・変化を受け入れる
・変化を求める
・他人の意見を肯定する
2、習慣
・自分だけの習慣を作る
・目標・生き方・欲しいものを毎日紙に書きだす
・運動をする
3、訓練
・小さいストレスを意図的に作る
・空腹のを時間を作る
・日常生活のルートを変えてみる

 

1、心構え

<変化を受け入れる>

人間は変化に弱い生き物です。
特に自分以外の変化に対して無意識として抵抗を示します。
本能的に、メカニズムとしてそのように作られているからです。
特に「環境の変化」や「時代の変化」に対しては受け入れるのを拒みがちです。
働いていれば、上司が変わる、組織が変わる、職場が変わるといった変化が次から次にやってきます。
慣れ親しんだやり方や考え方が変わるのはストレスになります。
このストレスを味わうのが嫌なのです。
しかし、変化を受け入れられなければ取り残されます。
ダーウィンは言いました。
「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである」
私の好きな言葉の一つです。
変化を受け入れるスピードが速ければ速いほど生き残る確率は高まります。
生き残るというのは自分の命という意味でもそうですが、ビジネスや社会、組織など様々なところに当てはまります。
身の回りで何か小さい変化があったならば、それは自分が強くなるチャンスととらえる事にしましょう。
たとえそれがどんなにつらい事であってもです。
私自身、癌の再発告知を4回目に受けたときは、「また強くなる必要があるんだな」と思う事ができました。
強くならなければ生き残れない。治療と予防に向き合わなければ生き残れないからです。

<変化を求める>

変化を待っているだけでは強いマインドは手に入りません。
自分から変化を求めましょう。
変化を求めるには新しい事にチャレンジする事です。
何でもいいです。
節目節目に新しい事を始めましょう。
「新年」、「新年度」、「誕生日」、「新天地」、人間が節目を作ったのは振り返るためと、新しいチャレンジをするためだと思います。
続けられるか、楽しそうかは考えなくていいのです。ほんの少しでも興味があればやってみるのです。
やってみて楽しくなければやめればいいのです。
そうやって新しい事にチャレンジする事によって違う自分、違う世界を見つけることができ、今までにない強いマインドを作る事ができます。

<他人の意見を肯定する>

他人の意見はどんなに自分と違っていても一回自分の中で肯定してみましょう。
たとえ、99%間違っていたとしてもです。
他人の意見を聞かない人は自分の内側に殻を作っているようなものです。
その殻は邪魔です。
自分にない気づきや発想をもつチャンスです。
他人の意見で肯定できる部分があるとしたらどこかを考えると、自分だけでは考えつかなかったアイディアやマインドを得ることができます。

2、習慣

習慣を持つ事でどんな時でも冷静な自分に帰る事ができます。
生命を脅かす原因の一つはパニックです。
不安や恐怖によって在り得ないような行動をとってしまうのです。
冷静な自分に戻るためにスイッチとなる習慣を持ちましょう。
その習慣のおすすめを紹介します。

<自分だけの習慣を作る>

何でもいいので自分の習慣を作りましょう。
無意識にやっている習慣ではなく、自分で決めた自分だけの習慣です。
一般的に「ルーティン」というやつです。
ルーティンを持つことによって「ニュートラルな状態」になれます。
自然体という事ですね。
私の場合は、毎朝必ずヨガの「太陽礼拝」をする事をルーティンにしています。
これをすると調子が良くなると思い込んでいます。
たとえその日の調子が良かろうが、悪かろうが気分が良かろうが悪かろうが毎朝ヨガをやる事によって
いつもの自分になるように切り替えるのです。
自分の状態をリセットする事でマイナスの状態を無くすことにつなげられます。
しかし、ルーティンはタバコやお酒などはNGです。依存性のあるものや体に良くないものではダメです。
外からの影響ではなく、内側からの影響で自分を調整しましょう。

<目標・生き方・欲しいものを毎日紙に書きだす>

考えている事を毎日書き出しましょう。
手帳に1回書いて終わりにして毎日みているだけでは自分の中に浸透できません。
何度も見ているうちにただの風景・景色と同じになります。
同じ目標・生き方であっても毎日、毎日繰り返し繰り返し書き出す事でその意識が深くなります。
目ではなく、手を動かく事で脳に刻まれるのです。
これは「0秒思考」という本を読んで、実践してみて分かった事です。
紙に書くという行為が脳を強くし、脳の強さがマインドに影響を与える事を体験しました。
目標を毎日書くことでイメージが強くなります。イメージが強くなること、くっきり見えるようになる事で自分の心の状態が変わります。
心の状態が変わる事はマインドに直結します。
なぜ生きているか、なんのために行動しているのかを確認する事で向かう先に進む力が強くなります。

<運動をする>

体を動かしましょう。
心と体は密接に影響します。
おすすめは「ヨガ」か「筋トレ」です。
どちらも体が変わります。
ヨガによる柔軟性や体幹は体の動きがなめらかになります。
筋トレによる筋力の増加は物理的な力が増します。
健康な体は健全な心を保ちます。
風邪やインフルエンザ、頭痛のときはネガティブな思考になりがちです。
苦痛というのは精神に影響を与えるのです。
逆に整った体、鍛えられた体はポジティブな思考に繋がります。
行動した結果がダイレクトに体に返ってくるからです。
やった分だけリターンがあれば自信が付きます。
普段から体を動かす週間をもって自分のマインドを前に向かせましょう。

3、訓練

大きな変化、大きなストレスが来た時にスムーズに受け入れられる人は少ないです。
その大きな変化を乗り越えたときに人は強くなります。
しかし、人生で大きな変化やストレスは何度も来るわけではありません
むしろ何度もきてほしくもありません。
いざという時に、強いマインドで対応できるようになるためには日常からの訓練が役にたちます。

<小さいストレスを意図的に作る>

生活に支障がでない程度に慣れない事をやる時間や場面を作りましょう。
何でもいいです。
私が最近やった慣れない事で、ストレスを感じる訓練は「フリック入力」です。
フリック入力とはスマホの文字の入力方法ですね。
私はこれを避けてきました。
キーボード入力が慣れてるし、早いし、楽だったからです。
例えば
・利き腕と逆の手で生活する時間を作る
・利き手と逆の手の箸の練習をする
・iPhone(スマホ)の設定を日本語から英語にする
などです。
短い時間でもいいのでやってみると軽いストレスを味わえますよ。

<空腹の時間を作る>

お腹が空いても物を食べるのをやめましょう。
空腹は人によっては中程度のストレスになります。
そのストレスを味わうのです。
空腹のストレスが何とも感じない位になれば日常の大抵のストレスはやり過ごせるはずです。
おすすめは「1日1食の日」を作る事です。
プチ断食にもなり、腸がキレイになり整うので健康的にもいいです。
休日にプチ断食をするのも良いと思いますが私は仕事のある日にしています。
仕事という「やる事」があるほうが空腹を紛らわす事になるからです。

<日常生活のルートを変えてみる>

普段の生活の中で使うルートを変えましょう。
ルートとは道ですね。
・家から駅までの道
・駅から職場までの道
・散歩の道
生活に支障が無い程度でOKです。
遅刻したり、道に迷ってしまっては意味がありません。
新しい道、慣れない道を通る時に少し不安な気持ちになります。
「この道でいいのかな」
「迷わないかな」
「どこに繋がっているんだろう」
この新しいものを発見したり、経験する簡単な訓練がこのルートを変えるという事です。

最後に

強いマインドは一朝一夕に手に入るものではありません。
そして、ゴールもありません。
人によってストレスや困難の感じ方は違いますし、環境や役割、目標によってその大きさ
責任範囲は違うからです。
突然やってくる困難を受け止め、冷静に対応できるようになるために強いマインドをもって欲しいと思います。
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