居酒屋や飲食店へ就職する新卒社員が知っておくべき事(注意点)

B!

居酒屋や飲食店へ就職をする新卒社員が知っておくべき事

飲食店への就職を考えている新卒社員は少なからずいると思います。
もしくは、仕方なくだったり、第二志望程度かもしれないけれど採用されたのが飲食店しかなかったという場合もあると思います。
そんな中で、飲食店に就職する新卒社員に知っておいて欲しい事があります。
飲食店の経験者として参考にしてもらえれば幸いです。
私は2005年に新卒として居酒屋チェーンに就職し、約10年間お店の営業の現場で働いてきました。
その後癌になって、治療をしてからは同じ会社内で本部スタッフとして別の事業の仕事をしています。
営業から本部社員として、企画、販促、商品という色々な部署で勤務して感じた事や得た事を基にお伝えしたいと思います。

新卒社員が知っておくべき事

1、自分の得意な事、好きな事からキャリアプランを見つける
2、1年続けて向いていないと思ったら転職するべき
3、副業をするべき
4、飲食店でも十分に成長する事はできる

1、自分の得意な事、好きな事からキャリアプランを見つける

居酒屋や飲食店に入りたくて入った場合でも、そうでない場合でもキャリアプランは考えておいてください。
とはいえ、5年や10年も先のプランではなくてOKです。
そんな先の事を考えて計画する事は、変化の早い今の世の中では計画する事は難しいので無駄です。
1年、2年先で構わないのでしっかりと考えましょう。
その上で、転職も視野にいれて自分のやりたい道を探しましょう。
最初の半年は目の前の仕事を覚えましょう。
ただの作業かもしれないけれど、作業ができない人に責任のある仕事は回ってきません。
新卒1年目は給料をもらって仕事の勉強ができる唯一の期間です。
給料をもらいながら、成長させてもらいたいと言っても大丈夫な期間です。
会社に入って成長したい、力をつけたいというのは普通は禁句というか、おかしな話です。
会社はあなたのスキルや経験値、能力と引き換えに給与というお金を支払っているのです。
成長させるためにお金を払うのではありません。
飲食店の現場は自分の向き・不向きを探すのに適した環境だと思います。
なぜなら、接客、調理、教育、事務、マネージメント、仕組み作りなどの様々な仕事を現場で実践しながら学ぶ事ができるからです。
本を読んで学んだ事を、実際の現場で試しに使ってみる事で、知識が経験になり、経験がスキル(技能)になる事で自分の力がアップします。
いくら本を読んでも行動しなければ何の意味もありません。
飲食店の現場は実践するのに適した環境です。
実際に私は、大学生の時の18歳でマクドナルドでアルバイトリーダーをしていた時から、本を読んだ内容をお店で実践するという手法をとってきました。
そこでの経験が楽しかったから、居酒屋という飲食店での仕事を選びました。
そして、店舗での仕事を実践していく中で、自分の得意な事や好きな事の方向性を見つけてください。
得意な事=頑張らなくても成果を出せる事
と思ってください。
特に意識しなくても、気合を入れなくてもある程度の成果が出せる事が得意な事です。
接客が好きで、売り上げを上げるスキルがあるなら営業が向いているかもしれません。
ただ接客が好きなだけではダメです。
それでは趣味や自己満足の世界です。
好きな事をしてお金を生み出す力を持たなくてはなりません。
接客は好きじゃないけど、調理が好きな人もいるかもしれません。
原材料や食品に興味がある人はその道を勉強すればいいのです。
食品メーカーやバイヤーに向いているかもしれません。
調理の作業工程の管理やキッチンの仕組み作りが好きな人、得意な人は向上での勤務が向いているかもしれません。
売り上げ分析やPL管理、数字分析が得意なでPCを使える人はマーケティング系の仕事が向いているかもしれません。
とにかく、好きな事や得意な事を見つけて伸ばしてください。
苦手な事に時間と労力をかけてもあまり効果はありません。
とにかく、現場、店舗で自分の進むべき道を探せばいいのです。

2、1年続けて向いていないと思ったら転職するべき

現場でどの仕事をしていても向いていないのであれば、1年を目処に転職を考えましょう。
とはいえ、飲食店の現場で何をやっても向いていないとなると他の道は限られています。
ある程度は継続した努力をしなくては成長はできません。
苦手な事が改善できるような努力は多少はするべきです。
面倒くさがって努力をしないような人は仕事のスキルは上がらないでしょう。
1年続ければある程度は仕事ができるようになるはずです。
少なくとも接客と調理はできるようになるはずだし、新人やアルバイトのトレーニングもできるようになるはずです。
そのような中で飲食店の仕事に限界を感じたのであれば、IT系の仕事やパソコンを使った作業が好きなのであれば飲食店にいながら、その方向のスキルを身に付けましょう。
お店で働きながら、休日や仕事の前後の時間は勉強をして、自己投資をしましょう。
遊ぶのもいいですが、ほどほどにしないと30歳以降に苦労して後悔しますよ。

3、副業をするべき

新卒で入社して以降も、副業を視野にいれましょう。
新卒入社であれば、22歳前後の年齢だと思います。
その時の時間の使い方、自己投資で30歳以降の人生の過ごし方や豊かさが変わってきます。
今の世の中、副業は当たり前の時代です。
現時点で副業がNGな会社でも解禁される可能性は十分あります。
なぜなら、副業をしてもらったほうが社員にとっても、企業にとってもメリットがあるからです。
副業のメリット
・他の業界やビジネスを学ぶ事ができる
・本業以外の収入を得る事ができる
・副業を本業にして転職する事につながる

 

政治も会社もあなたを守ってはくれません。
自分の思うような生活を望むのであれば、自分の身は自分で守りましょう。
副業は本業と直接関係のない業界を選ぶ事をおすすめします。
おすすめの副業
・ブログ運営
・YouTube
・プログラミング
・動画編集

 

これらの副業は家でできますし、移動時間や束縛される要素が少ないです。
パソコン1つあればできます。
まずはこれらの副業を始めてみてください。
収入を得るまでには時間がかかります。
それは当たり前です。
楽して稼げる仕事などこの世に存在しません。
努力と継続こそが信頼と信用を生むのです。

4、飲食店でも十分に成長する事はできる

飲食店での勤務は十分に社会人として成長する事ができます。
しかし、それは本人次第だと思います。
社会人としてのルールやマナーを身に着けるのは当然です。
その上で、営業の仕方や仕事の進め方やパソコンの使い方やコミュニケーションのスキルを身に付けてください。
学ぼうと思えばどこの業界でも学べます。
ただし、注意するのは配属された店舗や組織で尊敬できる人を見つけなければならない事です。
飲食店で勤務していると、お店の中だけの人間関係や付き合いになってしまい狭い世界でしか物事が見えなくなってしまいます。
店長の言動が新卒社員にとっては基準になってしまう可能性があります。
信頼できる上司であれば問題ないですが、そうでない場合は尊敬できる人を見つけるようにして、見習うようにしましょう。

最後に

飲食店で一生働く事はなかなか難しい世の中になっています。
好きで好きで、給料が低くても構わない人はいいかもしれませんが、今の世の中会社が倒産しています可能性は非常に高いです。
飲食店舗でのスキルだけでは転職やキャリアアップの際に弱いです。
労働集約型の仕事である飲食店は体が資本です。
40歳、50際になっても店舗で働くのはなかなか大変です。
店舗勤務しか出来ない人間では将来困る事になるのは必須です。
新入社員の時から、店舗勤務以外の仕事もできるようになるための勉強や努力をしておきましょう。
最新の記事はこちらから