人生が上手くいかない人へ「運気を上げる考え方」

人生が上手くいかないと感じる人へ

「人生が上手くいかないな」、「後悔ばかりしてしまうな」、「なぜ自分はこんなに運が悪いんだろう」と感じる方、考えてしまう方へメッセージを送りたいと思います。
私は30才の時に上顎洞癌という病名の癌になり、その後7年のあいだに3回再発と治療を経験しました。
つまり4回癌になった訳です。
その中で、感じた事、考えた経験をもとにお伝えしたいと思います。
ちなみに「運気」とは”自然現象に現れる人間の運勢”、”自然の現象に人の運命を当てて吉凶を判断すること”、”運のこと”とあります。運を受け身ではなく、能動的にあげられる考え方を紹介します。

自分の運を上げる方法

1、あるものを数えよう
2、自己肯定をする訓練をしよう
3、もの事を多面的にみよう
4、選択肢を広げよう

 

1、あるものを数えよう

これは言葉の意味そのままです。
自分の持っている「物」「事」「経験」を数えるようにするのです。
運を下げる人、不幸なオーラを持っている人は自分の「ないもの」を数えます。
お金がない、健康的ではない、時間がない、友達がいない、恋人がいない・・・・
「ないもの」を数え始めたらきりがありません。
これを数え始めると、前に進めなくなります。
この思考は未来ではなく、過去を向いている考え方です。
なぜできなかったんだろう、あの時にこうすれば良かったのかもしれない・・・
そんな事を考えても「ないもの」は手に入りません。
しかし、運がいい人や幸福感を感じられる人は「あるもの」を数えて生きているのです。
私は病気になった時には「ないもの」を数えて生きていました。
何で病気になったんだろう、もっと健康的な生活をしていれば良かった・・・
と病院のベットで毎日考えていました。
しかし、この考え方では気持ちは暗くなるし、毎日がもったいないという事に気がつきました。
それからは、自分が持っているものを数えるようにしました。

・左の上の歯は手術でなくなってしまったけど、まだ他にも歯はあるし、美味しいご飯は食べれる
・左目が見えなくなったけど、まだ右目が見える
・嗅覚がなくなってしまったけど、まだ味覚はある
・やりたい仕事はできなくなったけど、仕事次の仕事がある
・家族がいる
・時間がある
・生きている

何でもいいです、あるものを数えるようになると幸せでいられます。
だからと言って欲求を無視しろという訳ではありません。
「〜したい」「〜が欲しい」という欲求は生きる力を増幅させます。
「夢」「目標」というのは欲求そのものです。
そのほしいものを手に入れるためにはどうすればいいのかを考えるようにしてください。
ただ、何かを手に入れるには何かを手放さないといけない時もあります。
その場合のほうが多いと思います。
今より稼げる仕事がしたい。
と思ったとしたら、その分の責任やその分のストレスを背負う覚悟をもつ必要があります。
その責任やストレスがその人にとって大きいか小さいかはわかりません。
大きすぎたらストレス過多で病気になってしまうかもしれません。
ストレスも責任も背負いたくないけどお金が欲しいというのは甘いです。
何事もバランスです。
自分にとってどの状態が調度いいのかを探しましょう。
そしてちょっとずつでいいので自分に負荷をかけてあげればその分成長しながら生きていけると思います。

2、自己肯定をする訓練をしよう

運がない人、不幸な感じの人は自己否定を繰り返す傾向があります。
自分はだめな人間だ、自分はできないやつだ、何でこんな事しちゃったんだろう・・・
これでは運気を下げて前を向く事はできません。
他人や過去の自分をみたり比較するのではなく、今の自分をみましょう。
何か失敗したり、事故にあったり、病気になったら「運が良かった」と思うようにするのです。
失敗は「その時点で上手くいかなかった事」です。
次にやれば上手くいくかもしれません。
今失敗してよかった。次に生かそうと思うのです。
事故にあって、生きていられたら「生きていて運が良かった」もしかしたら死んでいたかもしれないと思うのです。
何でもいいです、起きた事、現象が自分にとってこの先の未来にとっていい事に繋がるんだと思うのです。
そしてこれは訓練する事で磨かれます。
訓練とは毎日繰り返しやることです。
例えば、電車に乗り遅れたら「乗り遅れて良かったんだ」と思うのです。
”あの電車は混んでいたから苦しまずにすんだ”
と無理やりかも知れませんが、このように自分の行動を肯定する癖をつけましょう。
<注意点>
自己肯定をする事と「人のせいにする事」は違います。
あくまでも自分におきた現象や事実に対して自己肯定をしましょう。

3、もの事を多面的に見よう

もの事は前から見れば幸せそうだったり、楽しそうだったりします。
一方で、後ろから見たら、悲しそうだったり、つらそうだったりする場合があります。
三次元の世界で生きている我々は物事を多面的に見る必要があります。
物質的な物は立体です。縦・横・高さがあります。前から見ると三角だけど、上から見たら丸に見えるのが三角錐です。
同じように、目には見えないものも同じように色々な角度から見る事によって見え方が変わります。
順風満帆で成功しているように見える人でも、見えないところではものすごく苦労しているかもしれません。
事故にあった→怪我をした
これは「事実」です。
事実とは誰が見ても変わらないものを意味します。
事故にあった→怪我をした→自分は運が悪い
これはただの「考え」です。
「考え」は人によって変わります。
事故にあった→怪我をした→この程度の怪我ですんで良かった→怪我の間休職できるからラッキー→この期間にやりたい事をやろう
多面的に見る事で、同じ事実を色々な角度から考える事ができます。
そして色々な角度から見た時に自分がどの角度から見た物を選ぶ事ができるようになります。

4、選択肢を広げよう

ものごとを多面的に見る事は選択肢が広がる考え方の一つです。
選択肢が広がれば、自分の意思で考え自分の意思で判断、決定する事がしやすくなります。
人は一方的に与えられたものや事に対しては満足感が得られにくいように感じるのです。
自分で決めた事を自己肯定をもって捉える事ができれば、幸せを感じやすくなります。
選択肢を広げるもう一つの方法は「思い込みをなくす」事です。
我々人間はそれまでの自分自身の経験や友人、親から言われた事に囚われやすいです。
失敗はまさにその象徴です。
一度失敗すると、もう失敗したくないという気持ちや、どうせまた失敗するという気持ちになります。
これらは只の思い込みです。
その可能性はあるかもしれません。
思い込みをするならば、ポジティブな思い込みをしましょう。
自分の都合のいいように思い込むのです。
そうやって選択肢が広がれば自分で決めて、自分で責任を受け取る事ができます。

最後に

私は「運」というものは自分の「意識」と「無意識」が招くただの現象だと思っています。
特に無意識で行っている行動の影響が強いと思います。
自分では気づいていないけど、人に嫌われるような言葉をかけてしまうような人っていますよね。
そうゆう人は他人から良い影響を与えてもらえるチャンスが少なくなってしまいます。
そんな状態では、良い事は得られにくくなります。
人感万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)
という言葉があります。中国の古い書物に書かれた言葉だそうです。
意味は「一見不幸なように思えることでも、幸福につながっていたり、その逆もあるということ」です。
世の中の幸福や不幸は予測ができません。
一喜一憂するのではなく冷静に受け止めて行動するように私は心がけています。
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