ミニマリストの思考法「仕事の成果も変わる考え方」

ミニマリストの思考法とは

ミニマリストになることが重要な事ではありません。
その思考法が重要だと私は思います。
私自身、色々なものを捨てて整理してきました。
癌になって、生きる時間、自分の時間を増やしたいと思ったからです。
出来るだけ無駄な時間は使いたくありません。
私のミニマリストの定義は以下だと思っています。
ミニマリスト=引き算の美学

無駄なものを極限まで高め、「日常の質」と「空間の余韻」を味わう事だと思います。
それはとれもかっこいいと私は思います。
しかし、一方で無駄なものが一切なくなると楽しさや遊び、ユーモアといった人間らしさが
無くなる気がしますのでバランスが大切だと思います。
ミニマリストに向かうための思考法は役にたつので個人で見極めて実践してみて下さい。

ミニマリストの3つの思考法

1、時間帯効果を考える
2、償却費を考える
3、生産性を考える

 

1、時間帯効果を考える

費用対効果を考えるのは当たり前の事です。
自分が払ったお金に対してどのぐらいの効果があるのかを考えるのは当然ですよね。
いわゆる、「コスパ」(コストパフォーマンス)ですね。
自分が満足すればいい買い物をしたと思えるのですから。
費用対効果よりも重要なものが「使った時間」に対する効果です。
例えば
2つのスーパー(スーパーAとスーパーB)で肉と魚を売っているとします。
スーパーAは肉が100円安く、スーパーBは魚が100円安いとします。
ここで、100円安いものを買うために30分をかけて移動したらどうでしょうか?
一見100円得したと思いますが、果たして得だとおもいますか?
移動時間に30分かけたという事は、その分の時間の投資をしています。
時給200円の仕事で30分働いたのと同じ事です。
これは個人の解釈によると思いますが私としては得していないと考えます。
その分の時間でアルバイトしたほうが時間帯効果は高いからです。
もう一つ例を挙げます。
配達料についてです。
日本の宅配サービスは配達料がかからない通販サイトもありそれが当たり前というか、日本人は宅配料を支払う事が損をするという感覚があります。
しかし、配達料をケチって店舗に買いに行こうとするのは時間帯効果を考えていない人です。
この場合に関しては費用対効果も考えていないと思います。
買い物に行って帰ってくるのにどれだけの時間がかかりますか?
仕事や出かけたついでならまだしも特定のものだけを買うための移動時間はもったいないと思います。
そして、店舗に買いに行くためには交通費がかかります。
往復の電車賃、ガソリン代を考えたら配達料を払ったほうが安いとと思います。
このように、自分のとる行動に対してどれだけの効果があるかを考えるのが時間帯効果の考え方です。
時間とお金どっちが価値が高いと思いますか?
お金ばかりに目を向けていると、その分で得られる時間を失ってしまう可能性が高くなります。
毎日何気なく繰り返す日常生活の作業を見直すのがミニマリストへの道です。

2、償却費を考える

償却費とは簡単に説明すると、資産を時間の経過に合わせて費用として考える事です。
つまり、買ったものを使用回数で割った際に1回あたりのコストがどれぐらいになるかを考える事です。
例えば、洋服の「ダウンジャケット」で考えてみましょう。
ダウンジャケットを購入するとします
Aのダウンは10万円、Bのダウンは2万円する場合、どちらを買うのが良いか考えます。
10万するダウンは5年は使用できる品質とデザイン、暖かさがあります。
2万円のダウンは頑張れば5年きれるかもしれません。暖かさは普通ぐらいです。

さて、ここで重要な事は「買って何回着るか」です。
10万のダウンを1年に30回着るとします。5年で150回。
1回あたりの償却費➡️100,000円÷150回=666円
2万のダウンを1年に10回、3年着て捨てる事になるとします。3年で30回です。
1回あたりの償却費➡️20,000円÷30回=666円
つまり同じ金額です。
あとは個人の好みや、着用のサイクルや頻度によると思います。
1回あたりが同じ値段になるなら私であれば10万のダウンを選びます。
※実際に私は10万近いダウンを購入しました
このように、欲しい物・買おうとしているものを何回使用するのかまでを考える事で1回あたりの費用を考える事が大切です。
「物は使った時に価値がでます」
「持っているだけでは何も価値はありません。」
たまに、新しい服を買ったけどもったいなくてなかなか着ない人がいます。
もったいないです。服が可哀想です。
「大事に着る」のと「もったいなくて着ない」のは違います。
せっかく買ったのだから着てあげましょう。

3、生産性を考える

生産性=売上÷労働時間
これは飲食業やビジネスをやっている人なら当然のように知っている事ですね。
会社も人も同じです。
この生産性を個人に当てはめるとどうなるかというと
売上  =1月あたりの給料
労働時間=月間の労働時間
生産性 =時給

 

という事になります。
この生産性を高める事が仕事をする上で重要になります。
お店や組織の生産性を考える事ができても、自分の生産性を考えられない人が多いです。
ミニマリストは最小限の労働で最大限の売り上げをあげようと考えます。
そして、その分で得られた時間を勉強や自己啓発に使ってさらに給料を上げるのです。
月に50万稼いで250時間働いている人と
月に30万稼いで150時間働く人の時給は同じです。
月に50万はうらやましいとは思います。しかしその分何かを犠牲にしているかもしれません。
朝から晩まで働く事で疲れているため、タクシーを使っているかもしれません。
平日に寝る時間がないから週末は寝るだけかもしれません。

どちらが幸せかはその人の個人の価値観です。
でも生産性は同じというのは変わらない事実です。
このような考え方を普段の行動でも行います。

日常生活に変換すると
売上 =可処分所得
労働 =自由に使える時間
生産性=自由に使える時間単価
1つの作業をする時にスタートから終わるまでにかかる作業時間をできるだけ短くするのです。
例えば、洗濯物を畳まないのも一つの方法です。
1、取り込む
2、ハンガーからはずす
3、畳む
4、しまう
この行為に30分かかっていたとします。
しかし、ハンガーからそのままラックにかけるだけにして、畳まないという生活スタイルに
変えたら2〜3の作業はなくなり、一気に5分ぐらいの作業になります。
このように1つの作業を見直す事で自分の時間が生まれます。
しかし、そのためにはハンガーを大量に購入するための投資が必要になります。
投資に対しての効果を考え、メリットとデメリットを考えて判断するのです。
会社の経営と全く同じです。
いかに自分が自由に使える時間を増やすのか、家事・移動・勉強という仕事以外の日常生活に
おいてそれらを考える事で生活に余裕が生まれます。
これがミニマリストだと私は思います。

最後に

ミニマリストになるかどうかが重要ではなく、その思考法から自分にあう考え方を学ぶ事取り入れる事が大事だと思います。
ミニマリストの考え方は仕事に大きく影響します。
それは仕事の生産性と質を高めるからです。
できるだけ短い労働時間で最大の成果を発揮する事に繋がるからです。
単純に無駄をなくすという引き算だけでは不可能な場合もあります。
新しい発送や柔軟な思考が求められます。
そのような思考に日常的になる事がミニマリストの思考だと考えています。
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